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2007年12月 5日 (水)

父親として

 5年前に、岩手県南地区のPTA家庭フォーラムで、父親の子育てをテーマにした講演をして欲しいというお話をいただきました。私にも息子が二人いるものですから、講演原稿を書きながら、改めて父親というものをじっくり考える機会を持たせていただきました。

 私ごとで恐縮ですが、次男が生まれた時に、非常に危険な状態でした。生まれた直後よりミルクが飲めず、レントゲンの結果小腸大腸が絡まりあっていて機能していないということで、一関から仙台の東北大学病院に救急車で搬送されました。即手術と言っても、生まれてまもないちいさな体です。本当に神に祈る気持ちでした。

 友人や知人の励ましが強い味方でした。なかには酒絶ちなどの願かけまでしていただいた友人や父兄の方もいらっしゃり、感謝しても感謝しきれません。

 皆さんのお力添えで、どうにか一命をとりとげ、今は身長だけは学年で1番という大きな体に成長し、休みの日には私の卓球に付き合ってくれています。

 長男の時は、夜のミルクの授乳やおしめの交換やら、すべて妻に任せっきりで、私は何もやりませんでした。次男の時はこういった経緯もあり、私自身が言うのもなんですが、妻も産後、精神的なショックで母乳が出ませんでしたので、私がミルクを作り、おしめも換え、こまめに育児らしきことをしておりました。

 その時父親として実感したことは、夫が妻の育児の大変さをわかってあげるだけで、母親として妻はとても楽になるんだな~ということです。とかく男は、会社で俺は頑張っているんだ、生活の面倒は俺がみているんだ、女房が炊事洗濯、育児は当然じゃないか、と思うわけです。

 誰に褒められるわけでない、やって当然のこととして日々頑張っているお母さん。でもその大変さを夫が理解し、やさしい言葉をかけてあげることで、お母さんは育児にもまた新たな元気が取り戻せるんですね。・・・・原稿を書きながらそんな事を思い出していました。

 講演にあたり、父親が不在であることの教育上のデメリットをいろいろ考えていました。塾教師を20年あまりやって来て、不登校の子ども達や引きこもりのこども達とずいぶん接してきましたが、過去の指導メモや日記を眺めているうちに、あることに気づいたのです。

 実は不登校や引きこもりになっている男子生徒に、ある共通点が見つかったのです。私だけが関わってきた事例にかぎれば、彼らの90%以上のお父さんがお婿さんなんですね。これには自分のメモを見て驚きました。もちろんお婿さんのお父さんで、素晴らしい教育者のお父さんをいっぱい存じ上げていますが、このパーセンテージは単なる偶然なのでしょうか。

 離婚や、不幸にしてお父さんが亡くなられた家庭には、引きこもり等の事例が少ないのです。私は精神科医でもありませんし、児童疾患の専門のカウンセラーでもありませんので、個人的な分析は控えさせていただきますが、父親のストレスや感情の抑圧が男の子に影響しやすいのかなと、考えています。

 太古の社会では、父親が息子に狩の仕方、漁の仕方を教えました。農家に置いては、今でも父親が息子に米作りや野菜作りを伝授しています。かつては、子どもが父親を尊敬する種がいろんな所にいっぱい落ちていました。父親が子どもに自信を持って伝えられるものが、現代社会では少なくなってきたのでしょうか。父親としていろいろ考えさせられます。

 

 

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