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2007年10月 8日 (月)

親孝行

 今週は高校生以外の塾生全員に、小学校の漢字書取りテストを行いました。小5、小6の漢字から100問を出したのですが、塾生の皆さんとても苦戦しておりました。

 そしてとても意外だったのは、「親孝行」という漢字をほとんどの生徒が書けなかったことですね。「考行」や「考々」等の誤答が続出。正解者はほんのわずかでした。ひょっとすると親孝行という言葉は、こども達の間で死語になりつつあるのでしょうか。

 先日、プロ野球の高校生ドラフトがありました。注目の投手、仙台育英高校の佐藤由規君の涙の会見がありましたが、これまで育ててくれた両親に、野球で親孝行がしたいと言っていましたね。私にも同い年の息子がいるのですが、佐藤君の健気さに涙してしまいました。久しぶりに素敵な高校生を見ました。感動です。

 この親孝行という言葉、高校生に対して、「国立大学に入学できて親孝行ね」なんて言うフレーズで使われたりしますが、今日はこの件に対して少し述べさせてください。

 バブル崩壊後、地方経済は非常に厳しい状態が続いています。高校生の皆さんも、親の家計を心配し、進学を躊躇するケースが多いと聞きます。実際、当セミナーにおいても、私立大学は合格したものの、経済的理由で進学を諦める塾生の方がいます。奨学金とバイトでなんとか出来た昔とは違い、今は学生の生活水準が飛躍的に高くなりました。携帯電話とパソコンは必需品ですし、何よりも学費が急激に上がっています。

 私の学生時代には、風呂なしのアパートは東京でも普通でしたし、もちろんクーラーや自動車など持っている大学生など稀有でした。お金が無くてもなんとか生きられた時代です。まさにかぐや姫の「神田川」の歌の世界が展開していました。さすがにキャベツをかじって空腹をしのぐことはありませんでしたが、バイト代が出た夜だけ、月一回吉野家の牛丼を食べに行くのが嬉しかったのを憶えています。

 「うちは国立大学以外は入れられないからね」この言葉は、受験生にとってかなり厳しい言葉です。私は親御さんとの面談でいつも言うことなのですが、学費だけの問題なら何とかなるものです。大学で学びたいという本人の希望が本気なら、必ず状況が変わります。いいバイトの話がきたり、親御さんの経済状況が好転したり、まわりが動き出します。子どもの学問への情熱が、家庭の状況を激変させた例を私はたくさん見てきました。

 自分のために本気で努力すること、まさにそれが親孝行だと思います。

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