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2007年10月19日 (金)

父親の一分

 先日塾で、おもしろい電話のやりとりがありました。

 一年以上塾に通ってきている女子生徒ですが、塾に迎えに来てくれるように家に電話をかけていました。たまたまお父さんしか居なっかたようで、「塾に来て」という子どもに対して、「どこの塾だ」というお父さんの返事が返ってきたんですね。そのお父さん、娘さんの通っている塾の名前も場所も認識していなかったようで、彼女は一生懸命お父さんに電話でナビをしていました。

 入塾の問い合わせや入会の説明にいらっしゃるのは、100人中97人がお母さん、3%がお父さんです。きっと教育にお金を払うのはお父さんで、教育プランを立てるのはお母さんというのが世の中の図式なのでしょう。

 もちろん平日のお父さん方はお仕事で忙しいので,なかなか塾には足が向かないと思います。3年間塾に通ってきていても、一度も塾生のお父さんに会うこともなく指導が終了するケースがほとんどです。現在通われているお子さんの、お父さんの顔を存じ上げているのは10名だけです。これからは入塾の入会用紙に、お父さんのプリクラ写真を貼ってもらおうかと、ちょとまじに考えたりしてしまいますね。

 時として、学校生活や私生活で深刻な問題を抱える塾生がいます。涙ながらに話をするお母さんを前にして、お父さんともお話ししたいなあと切実に思うのですが、なかなか現状は難しいです。塾教師という立場というよりは、むしろ一人の父親として男同士話し合いたいことも多々あるのですが、いらっしゃるのはお母さんばかりです。もちろん父親としての一分もございましょうが、こどもの教育に携われる期間は人生に置いてほんの一瞬です。そして顔を突っ込むと、思った以上におもしろくて深い世界です。そんな楽しい世界をお母さんにだけ主導権を握らせておくのはもったいないと思うのですが、いかがでしょうか。

 お父さん方、娘や息子にたとえ煙たがれようとも、子どもにアタックしてください。最初はみごとなブロックに遇うかもしれません。フェイントでもなんでもいいです、参戦して下さい。

 大験セミナーでは平日連絡を頂ければ、いつでも保護者面談をしております。お父さん方も気軽においで頂いて、お子さんのことを一緒に語り合ってみませんか。お酒はありませんが、コーヒーやお茶を片手に日頃の思いをぜひ伺いたいと思います。

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